2011-06-15

土壌からの粘土除去5mmでOK?本当?

http://gankooyajifull.blog133.fc2.com/blog-entry-284.html
東北大石井慶造先生、粘土除去でいい結果を出したようです。地表5mmとあります。最初は5cmの間違いではないかとおもいました。本当でしょうか?本当だったら朗報です。でも違ったらがっかりです。どちらでしょうか?


粘土除去による土壌修復 及び 大橋さんとのやりとり

粘土、セシウムで検索をしていたところ

宮城・丸森町、3施設の校庭除染へ 福島第1原発事故

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110615t13021.htm

というニュース記事を見つけました。

記事の中には、土壌からの粘土除去手法のお話しが出ていました。

同じ手法を独自に開発され、実験も行い、小型のプラント化の準備も行ってる(株)HydroWorksの大橋さんとここ数日メールでやりとりをしております。農地での土壌からの粘土除去に関して、私が何となく感じている部分を書きだしました。

粘土除去が良ければ、農地などでも粘土除去ですべてがうまくいくと考えがちなのですが、そんなに甘くはないような気がしています。その先を、考える上での参考になればと思います。また、HydroWorksさんは、福島県郡山市内のベンチャー企業だそうですが、既に、この手法を取り入れた農地や学校の除染に向けて取り組みの準備をはじめているそうです。先ほど書いたメール紹介します。大橋さんからも実験データの情報を頂きましたが、土壌からの粘土の除去、一定の効果があるようです。


以下私から送った返信

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大橋さん

実は、直感なのですが

土壌の洗浄では、農地の場合

土壌中の粘土分が多く、大橋さんの図にある地層処分の土量がかなり多くなるのでないかと感じ始めております。

学校のグラウンドの土壌は痩せて、砂も多いので粘土、シルト分との分離がよさそうなのですが、肥えた農地の土壌では

①粒度での分画をどう行うか

②分画のうちどの粒度に、放射性物質が吸着されている粘土がより高密度に分布するのかを調べる必要があると考えています。

実験をしてみないとわからないのですが

芝を使ったファイトレメディエーションは、

粘土除去のプレトリートメントとして

A)有機物の多い土壌を痩せさせ、

B)有機物分の土量を多少なりとも減量し

C)植物への放射性セシウムの取り込みでイオン交換可能なセシウムを土壌中から減少させ

D)植生の根張りの厚みを利用して、表面土壌の、マーキングとして活用し、土壌の除去量を最小化すると共に

E)植生被覆により、塵等の再飛散を防止し

F)芝撤去前に水を撒くことで、作業者の埃の吸い込みによる被ばく可能性を低減化

することが期待されます。

農地の土壌では、なんとなく、この程度までの十分な前処理を行っておかなければ、うまくいかないような気がしております。

一瞬、粘土除去だけでも行けるかなと思ったのですが、そんなに甘くはない気がします。

表土の除去厚が10cm5cmでは、非常に大きな量の違いになるので、最終的な地層処分、数十年という長期の影響までを考えると

粘土除去の前処理をたとえ時間と手間がかかっても丁寧に実施していくことでトータルの影響低減・それらを含めた総合的な処理コストは最も小さくなるように思います。

学校土壌や砂場、砂質の多い土壌では、現状のプロセスで、行けるのではないかと思います。

公園等からはぎとられている土つきの芝を砕いて、水中でかき混ぜ

浮いた根や葉を第一段階で分離し

次に、濁水を固液分離し、粘土・シルト分を凝集沈殿させ

修復土壌と、放射性物質を含むバイオマス及び粘土に分離ができることを示せると

現時点において、対処に困っている自治体や教育施設にとって救いの手となると思われます。

可能であれば、このプロセスで、ある程度のチャレンジと予備実験を積み上げておいてから、農地土壌の修復に乗り出せれば良いと思います。

農地土壌の修復に関しては

高濃度の汚染地域

高濃度汚染地域ひと回り大きい境界領域となる地域

2つが土壌修復を必要とする地域となってきます。

高濃度汚染地域に関しては東電、国が補償をすることになるでしょうが

境界領域となる地域では、ひょっとするとそれぞれの農家それぞれの経営判断で処理が実施されることになるのかもしれません。

こういった地域に関しては、一般事業者による除染事業も誕生してくるかもしれません。この場合に関しても、原状修復の義務がある東京電力及び国が農家の申請によってこの費用が賄われるといったフローを作っておくことが重要です。これらについては、今後議論が積み上がって行くことが必要となります。

とりあえず、思いつくのはこんなところです。

島田敏

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2011-06-14

前の2つの投稿についての追加情報

① http://www.lab.toho-u.ac.jp/sci/chem/sakutai/research/tjoimi0000001lee-att/tjoimi0000001lu1.pdf
バーミキュライトによる海水中のセシウム除去の提案を見つけました。6月9日付です。元粘土学会会長 山岸先生。水処理の技術開発をされているHydroWorksという会社の大橋さんという方によれば、福島では、バーミキュライトが山でたくさんとれるので、東電の研究所等に提案してきたが採用されなかったとのこと。
②放射性セシウム汚染土壌の修復手法の評価用マトリックスを作成しました。50年もしくは100年の長い時間スケールの軸を組み込んであります。現在検討されている修復手法が、50年後や100年後までの影響を十分に考慮しているかを事前にチェックし、改良方法や手法の組み合わせによる克服が可能かなどを確認するためのツールです。汚染土壌を地中に埋設した場合には、埋設土壌地図などを作成し、定期的なサンプリングなどを実施していくスケジュールの検討も必要となりますし、ミミズなどの土壌生物による耕転の影響についても考慮しなければなりません。ミミズはクソミミズでも冬季に冬眠の為60cm程度はもぐりヨーロッパのオウシュウツリミミズでは1.5~2.4mまでもぐるとのこと、また、ミミズはミミズの消化管を通った細かい土の新しい層を毎年1~5mmずつ地表に積み重ねていくと(ミミズ:渡辺弘之著)とのこと。たとえ地中60cm以下に上下置換したとしても、50年から100年という時間で考えれば、かなりの土壌が土壌微生物によって運搬されることが予想されます。これらについても、この表を作りながら気になりだしました。

2011-06-13

セシウム・粘土 リンク集

セシウム・粘土に関する情報検索を行い
下のリンクを見つけました。

放射能汚染水の浄化にバーミキュライトという粘土を使って下さいとの提案
安価に入手できるバーミキュライトを使うことで、海水中のセシウムの除去が可能である等の提案

http://www.lab.toho-u.ac.jp/sci/chem/sakutai/research/tjoimi0000001lee-att/tjoimi0000001lu1.pdf

株)HydroWorksのおおはしさんとのメールのやりとりで見えてきたこと。

















大橋様


①現在の為の対策(0年)・・・・・・生活が可能な環境のための除染(学校グラウンドなど)


②近い将来のための対策(~5年、~10年程度)・・・・・再飛散の防止、事故収束までの予防的な対策、塵誇りによる内部被ばくの防止対策、風評被害


③持続的な未来に関しての対策(~50年、~100年程度)・・・・・土地利用の遷移、用途の変更、掘削工事に対する問題等に関する考慮、膨大な除去土壌の管理


での 3つの時間軸での除染事業・手法の評価をしておくと良いですね。


対象軸は


コスト:短期的なコスト、100年分のトラブル発生を含んだ長期的なコスト、風評被害の持続による補償コスト


時間:現在の生活を持続もしくは復旧と、生産活動停止期間の生業活動のバランス、速やかな生活環境の復旧


コベネフィット(相乗便益):バイオマス等エネルギー生産と修復の両立、雇用創出と農地・生活空間の修復の両立、他


効果:手法の除染能力、目標とする修復レベルの設定




通常は、


コストや時間、効果



現在、及び近い将来という短期のマトリックスの中で


評価し、


最適値(妥協点)で事業を計画しますが



複合災害復旧


減衰までの時間が10半減期で考えれば300年間ある汚染物質の処理に関しては


100年単位で考える持続的な未来(サスティナビリティー)への軸が


現実的な問題として必要になってきます。


これらの総合評価の欠損点を複数の手法で補完しながら


プロセスを組み立て


クリティカルパスを発見し


速やかに


実施にとりかかる


必要があるのでないかと考えます。


島田敏





2011-06-07

放射性セシウムのファイトレメディエーションに関するリンク (追加)

日本土壌肥料学会の原発関連の情報発信が一つの区切りとなったようです。




原発事故関連情報(7):農業環境における放射能汚染の低減化に関する提言 (日本土壌肥料学会)
http://jssspn.jp/info/nuclear/7.html

原発事故関連情報(6):森林生態系における放射性セシウム(Cs)の動態とキノコへの移行(日本土壌肥料学会)

日本土壌肥料学会からの速報性のある情報提供は非常に力になりました。
今後共、放射能汚染の低減化に向けた様々なプロセス提案や解析といった
2nd STAGEでの取組の動きが生まれることを強く期待しております。

お疲れ様でした。
また宜しくお願いします。

2011-06-02

農地のセシウム除去(たたき台2)

























芝(牧草)を使った放射性セシウム汚染土壌の修復手法の


たたき台2(ステップアップ版)です。


放射性セシウムの土壌中での動態を、


①雲母結合セシウム


②イオン交換体セシウム


③有機体セシウム


の3つにわけて考え、


第1段階で有機体及びイオン交換体の放射性セシウムを芝や牧草を使った


施肥コントロール+イオン交換型のファイトレメディエーションで取り除きます。


ファイトレメディエーションは、地上部刈取り方式で、


地上部の成長を活用して数回刈り取り、


土壌中のセシウムを植物の成長力を活用して吸い上げを促進させます。


第2段階で、できるだけセシウムを植物が吸い上げた後、


芝や牧草の根部を、表土と一緒にはぎとります。


これによって、地表から5cm程度までの土壌を完全に農地から除去し、


その農地を放射性セシウムフリーの土壌に修復します。


刈り取ったバイオマスと表土の処理ですが、


刈り芝や、高圧洗浄されたバイオマスは、乾燥され、


排ガスからの放射性セシウムが再飛散しないと考えられているバグフィルター付きの焼却炉、もしくは、バイオマス燃焼発電装置等で燃焼し


灰化による減量化もしくは、エネルギー回収+灰化による減量化を行います。


残った灰については、放射性廃棄物として管理します。


これについては、国が責任を持って管理します。


芝や牧草の根から高圧洗浄によって分離された土壌は、


イオン交換体や有機体の放射性セシウムの割合が低下し、


雲母結合体の放射性セシウムの割合が高くなっていると考えられます。


この土壌を、水中で、よく撹拌しそのまま放置すると、


下から、比重の重いより大きな鉱物から順に重力沈殿し、


田んぼのシロカキ後の状態のように、


表面に粒子が小さく沈むのに時間がかかる粘土や


重量の軽い有機物が上部により多く集まります。


この、上部の粘土及び有機物を


バキューム吸引器のようなもので吸い上げると、


のこった土壌には、粘土分が少なくなると考えられます。


この作業を2~3回繰り返すと


かなりの部分の有機物と粘土成分が除去されると考えられます。


(仮説1)


使用した水は、ゼオライトなどでイオン交換しながら、


基本的には再利用して利用しますが、


水中に放射性セシウムが溶出しなければ、


無理にゼオライト等は使用しません。


放射性セシウムが濃縮された粘土に関しては、


かなり減量化されていると予想されますが、


さらなる減量・濃縮手法を今後検討して、


管理する必要のある量をより少なくし、


焼却灰同様に、放射性廃棄物として


国が責任をもって全量管理します。


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とりあえず、(たたき台2)で、このような提案を考えてみました。


いくつか実験をしないとわからない部分があるのですが、


情報を集めた中で考えつく理屈を積み上げて考えてみました。




あっているといいのですが・・・・。


ちなみに、


処理する土壌量が莫大であると考えられるため、


処理量が増えれば増えるほどコストが嵩んでいくことになる


特殊な資材等を


基本的に必要としないところが特徴です。


(うまくいった場合にはですが)





芝を使う場合の短所と長所ですが、


短所は


芝生の栽培は、化学肥料を多く使い土が痩せるので、


回復に時間がかかるので


農家の人にとってはあまり好まれなさそうなところです。


反対にその問題を長所としてとらえれば、




放射性セシウムが、


団粒性やイオン交換性に欠かせない


有機物や粘土鉱物に補足されているということ。


芝は肥料吸収性が良いので


土の肥料分を減らし、有機物を減らしてくれるので


放射性セシウムの除去には向いていると考えることもできます。




豊かな土壌は表層部の犠牲によって


下層部の土壌を守っていると捉えることで、


表層部の土壌を捨てる勇気と決断を持っていただければ


ありがたいと思います。


最後に、芝の長所ですが、


木材の主成分の一つであるリグニンを多く含み


腐りにくいという特徴があります。


牧草などに比べて分解しづらいところがありますが、


リグニンが多いというこの特性を活用して、


乾燥物を圧縮して、ブリケット(丸太状の圧縮物)にして、嵩をとらず、


カロリーを高くした燃料状になれば発電用の燃料になると期待しています。


(放射性物質で汚染された廃木材の粉砕物と


混ぜ合わせてみてもよいかもしれません)





燃料量として使えれば、


バイオマスエネルギーとしての再生利用の一つとしても


可能性が開けてきます。


実験しましょう。




そして、だめだったら、さらなる方法を考えましょう!!



また、続きを考えていきたいと思います。


島田敏





















































ソーラバイク+非常電源プロジェクト着々と進行中!!




















じわじわと続けているソーラバイク+非常電源プロジェクト
着々と進行中~です!!
ソーラーバイク担当、瀬尾泰三商店 瀬尾君(写真手前)が
地震で壊れたウインカーのスイッチとテール
ランプ、ウインカーを省エネLEDに入れ替えています。

残るは、バイク連結部とリヤカー後方の保安装置の設置
バッテリーカバー兼荷台補助シートは、
飯山木工所 飯山君が担当
さらに、その上に篠崎畳店 篠崎栄一君の 畳が設置される予定です。
(もちろん人をリヤカーに乗せて公道は走れませんが、イベントの際などに活躍します)
写真後ろ左は斎藤塗装 斎藤君です。

いろいろできる商工会
次は、いったい何が起きるのか!!

下の写真
試しに仮設置したソーラバイクで
楽しそうに走る事務局 吹野氏
とても非常電源を引いている風には思えません。

近直、中学校での教育活動用に活用がスタートすることになりそうです。
これからヨロシク!!












2011-05-31

農水省へ提案

農水省へ提案 送ってみました!!
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先日、芝による農地からの放射性セシウムの除去と表土の除去について提案しました。汚染土壌の放射性セシウムは、イオン交換体、有機体、雲母結合体の3つに大きく分けられるようです。このうち、イオン交換体と有機体の2つが時間と共に雲母結合体に移行して、徐々にイオン交換と植物によるファイト
レメディエーションでは取り除くことが難しくなってきます。そのため、イオン交換やファイトレメディエーションはできるだけ速やかに実施する必要があります。
k不足でのNP施肥による芝の栽培、刈込後の土壌のようにイオン交換とファイトレメディエーションを同時に実施した場合、剥ぎ取り後の土壌は雲母結合体の割合がより高くなっていると考えます。そこで、その土壌をはがした芝から水洗い除去し、一定量が溜まった後、撹拌し重力沈降させることで、放射性セシウムが主に吸着している雲母を含む粘土分とその他のより大きな粒子に沈降分離できるのではかというのがアイデアです。植物鉄栄養研究会というHPのブログで雲母と粘土についてのお話を読み重力沈降を思いつきました。同様の方法が効果があるようでしたら、水田などでも、代掻き後の表面の粘土分を除去することで放射性セシウム除去率を高めることが可能かもしれません。http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1111.html#comment353 この情報からヒントを得ました。また、コメント欄で議論をさせていただきました。簡単な実験で効果の有無は確認できると思いますので、研究機関での調査の中で実験していただけるとありがたいです。また、同じように色々なアイデアを持っている人もいるかもしれませんので、是非、実験結果の情報は随時公開して頂き、オールジャパンで取り組める体制を整備してみて下さい。よろしくお願いします。
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2011-05-30

http://moribin.blog114.fc2.com/ 植物鉄栄養研究会のブログに
”提案10: セシウム137(Cs137)汚染土壌から雲母を選別する方法を開発せよ”
という記事が載っていました。
セシウム137による汚染土壌の土壌鉱物のどの部位にセシウム137が結合しているのか、粒径と鉱物にわけてフィルムに感光させたラジオオートグラフが紹介されています。

今まで、土壌鉱物との強固な結合と捉えていたターゲットがより明瞭に見えつつあります。
土壌関係の研究者の方々に、福島の土壌を使って、同じような分析を複数してもらえば、同じようにターゲットが明確化できてきそうです。
イオン交換も含めたファイトレンディエーション後の土壌粒子の液相での分散とふるい分けでもかなり減量化ができそうです。
もちろんそれでも現実的プロセスとはいえませんが、
”土壌に強固に結びついた放射性セシウムは除去できない”
という考え方から
手間はかかるがこうすれば除去できる”
という手法が、
複数できてくることにより、
少しずつ突破口もひらけてくれるのではないかと思います。
同様の手法での分画どなたか宜しくお願いします。

2011-05-28

5月30日(月) 東大でシンポの情報


5月30日(月)
東大でシンポの情報を発見しました。
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趣旨:
東日本大震災に伴う福島原発事故では放射性セシウムで汚染された土壌の修復が急務の解決課題です。この課題を考える上で重要なのは、2μm 以下と定義される粘土粒子とセシウムの吸着・脱着特性、およびセシウムを吸着した粘土の移動です。本セミナーは、粘土表面科学の権威である Cliff Johnston 教授(アメリカパデュー大学;元アメリカ粘土学会長)の来日にあわせて開催する特別セミナーです。この問題に関心のある方の参加を歓迎します。(呼びかけ責任者:溝口勝@農学国際専攻)
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行って聴いてきたいところですが、予定あり。通訳なしとのこと。残念ながら私の能力では無理。

2011-05-25

日本土壌肥料学会への質問でわかったこと

日本土壌肥料学会事務局御中で質問しいくつか知見を頂きました。

以下の通り(抜粋)

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質問)

畑地への早期の対応として、高濃度の汚染地域に対しては根張りのよい芝や牧草を播種して、上部の刈り取りの繰り返しと、最終的に芝切り機械のようなものを使って、根付きで表層土壌を丸ごと除去することを考えました。これによって、放射性セシウムの再飛散と、引きはがし土壌の最小化、引きはがし時に非汚染土壌と汚染土壌の混合を低減できると考えました。

その後の、土壌とバイオマスの処理ですが、①バイオマス・土壌を乾燥後、振動篩で分離し、環境省で福島県内に設置予定の放射性物質の再飛散が100%抑えられる焼却施設で、焼却減量化し、②土壌に関しては、集積し管理するか、さらに異なる方法でセシウムの除去を行うという流れです。

最後のさらに異なる方法でセシウムの除去の方法として、炭化装置を応用して、バイオマスと土壌、石灰を混合して炭化を行い、土壌中の鉱物に強固に結合した放射性セシウムを還元状態にしてガス化させ排気し、排気後、再燃焼させ、酸化物を湿式のスクラバーで回収することはできないかと考えてみました。このような処理の方法で最終的に土壌から除去が困難になったセシウムを除去できるのか実はよくわからないのですが、土壌肥料学会の先生方の中に、知見をお持ちの先生もいらっしゃるのではないかと思い、思い切って書いてみました。

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回答)

土壌粒子(粘土鉱物)に取り込まれた放射性Csを溶離・除去することは大変難しく、強い酸性状態でも粘土粒子に取り込まれたCsはほとんど溶出しません。高温溶解で放射性Csの一部は揮散すると思いますが、他の元素も揮散し処理が難しくなるのではないでしょうか。バイオマス中Csは、450℃以上に加熱すると揮散することが知られていますので、燃焼減容のためには温度の調整が必要となります。確かに一つの策として揮散した後に捕集する方法もあると思いますが、燃焼のコスト、灰化時の不燃焼物のことを考えると、なかなか難しいように思います。それよりは発酵により溶脱した放射性Csを吸着剤に濃縮したほうが効率的と思います。発酵による検討については、試験研究機関でも進めているようです。

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質問に快く答えて頂いた日本土壌肥料学会の先生方ありがとうございます。


2011-05-21

ファイトレメディエーション関連リンク(追加)

日本土壌肥料学会HPの新着情報

日本土壌肥料学会

セシウム(Cs)の植物移行とそのメカニズム

http://jssspn.jp/info/nuclear/cs-1.html

が公開されていました。

2011-05-18

これならどうだ!!

強固に土壌鉱物と結合しとれなくなった放射性セシウムを
土壌から放出させるためのアイデア 

①蓋付きの金属製の入れ物の底にに放射性セシウムが吸着された土壌を炭と混ぜて入れる。
②下から加熱し内部温度が金属セシウムの沸点である671℃になるまで温める、しばらく温度を維持する。
③蒸発したセシウムは金属製容器の蓋から排気され、酸素に触れると速やかに酸化する。
④排気はフィルターとWETスクラバー等で吸着させる。
⑤フィルター及びWETスクラバーの排水は乾燥させ濃縮し放射性廃棄物として管理する。


現地の土壌、お鍋とグラスウール、ガスコンロと炭、温度計測器、放射線の測定器でとりあえずの実験はできそう。

上記アイデアのポイントは、たとえ雲母などの鉱物に強力に結合したセシウムでも、
加熱して運動量が増えれば、結合からはずれるのではないかという素人発想。
炭焼きでバイオマスを炭化させるとセシウムは還元され気相に移動するかななどと考えてみました。

たとえできたとしても大量の土を、そんな方法で処理するなんて非現実的だと思うかもしれませんが
とりあえず、いっしょうけんめい考えてみました。

2011-05-11

芝生を用いた放射性セシウムの除去(たたき台)


















芝生を用いた放射性セシウムの除去について整理しました。
芝生を用いた放射性セシウムの農地からの除去・除去に加えて
ファイトレメディエーションに使われたバイオマスの
減量化について考えてみました。
あくまで、たたき台ですので、ご自由に叩いて考えてみて下さい。
専門家の皆さんの知見を持ち寄り、力を合わせて考えていくことで、
より実用的なプロセスが見いだせるのではないかと思います。

また、ひまわりや菜種など油滴作物などを活用したプロセスなどとも
つなげていけるのではないかと思います。

とりあえず太鼓を鳴らすところから初めたいと思います。

追)牧草から基準値を超える放射性セシウムが検出されていますが、是非、牧草の下の土壌の放射線量を測定してもらいたいと思います。植生被覆がされていることで、土壌へのセシウムの浸透が抑えられているはずです。牧草を数回刈り取り、一カ所に集めて管理することで、放射性セシウムの牧草地内での再循環を断ち切ることが可能です。すき込まず一カ所にまとめてまずは分解し減量化されるのを待ちましょう。国などからの補償が、この作業にあてられるようになると良いのですが・・・・。

2011-05-06

放射性セシウム:腐葉土・芝生の下の土・小石混じりの土の3種類の比較


”芝生””セシウム”で検索をしていたところ
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/tikuseki.pdf 千葉県にある日本分析センター敷地内の放射性物質蓄積量のグラフがありました。
腐葉土・芝生の下の土・小石混じりの土の3種類の比較ですが、芝生下の土では1オーダー放射性物質の蓄積量が低い(1/10)とのこと。千葉県でなく高い放射線の検出されている場所でのデータを見たいところですが、カバークロップや圃場の植物被覆は土壌保全に効果がありそうな印象を与えてくれる結果です。

2011-04-30

これなーんだ!!3



















これなーんだ!!
僕たちの、筑西市商工会エコの木プロジェクト部会で取り組んでいる
ソーラバイク+非常電源プロジェクトの移動式非常電源ユニット
折り畳み式リヤカーをベースに作っているので、
分解してワゴン車などに積んで持ち運びが可能です。

400Wのインバータを積んでいるので、家庭用の井戸ポンプなどが動かせる予定です。
(ただ、現在の所は、予算の関係で正弦波のインバータをつかっていないので、家庭用の省エネインバータポンプは動かないかもしれません。)

バッテリーは、ボート用の115Ahを2台使用
300wの連続使用の場合4時間くらいは、なんとか持つのではないかと思っております。
でも6WのLED電球なら300Wの50分の1なので4時間の50倍で200時間くらいは灯りを灯せますし、
60Wの省エネ液晶テレビなら20時間ほどみることができます。

ただ、太陽電池パネル(85W)1枚のみでの充電ではバッテリーのフル充電に9日くらいはかかりそうなのが少々残念です。

でも、地震の停電で、数日間も電気のない生活をしてきたことを考えると
これだけ使えると結構、重宝しそうな気がしています。

もともとは、太陽電池で電動バイクを走らせて、リヤカーのサイドカーに子供達をのせて楽しませよう!!というところから始まったこのプロジェクト、震災のお蔭で、非常電源プロジェクトに様変わりしてしまいました。下の写真は、同じくソーラバイクプロジェクトで購入したアメリカ製の電動バイクeGOに試しに充電してみたときの風景。

5月の連休までには、サイドカーに完成させて、ソーラー電源でかき氷などをかいたりして、こいのぼりのお祭りで大活躍する予定だったのですが・・・・。

少しずつ、すこしずつ進みましょう!








2011-04-27

市川市で講演します。

61日に千葉県市川市の地球温暖化防止活動推進協議会の定例総会で1時間程、講演をすることになりました。

テーマは「家庭でできる節電対策」ですが、地域協議会という枠組みなのでエコ+レジリアンス(回復力、復興力)で、何かできる提案はないかと考えはじめました。

例えば、夏場の電力のピークカットには日除け(緑のカーテン・よしず・すだれ・遮光シートなど)で日差しを遮ることで空調負荷を減らすことが最も効果的な手法の一つだと考えていますが、

災害時に避難所としても活用できる公民館や集会所・役場・ショッピングセンターなどのような大きな施設で日除け対策を実施し、

空調負荷を減らしながら同時に地域の人に避暑に来てもらい、

電力ピーク時の家庭でのエアコンによるエネルギー利用を効果的に控えてもらう・・

などのアイデアです。

エコと災害を効果的に結びつけて上手に地域のレジリアンスを育成するアイデアがありましたらご紹介下さい。よろしくお願いします。

2011-04-26

放射性セシウムのファイトレメディエーションリンク集(追加2)

http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1045.html
WINEP 植物鉄栄養研究会というHPのブログに
放射性セシウムのファイトレメディエーションに関して
より具体的な提案がありました。

リンクに加えて紹介したいと思います。

カバークロップを先にやろうという点は、共通の認識。

2011-04-23

放射性セシウムのファイトレメディエーションに関するリンク (追加)

●チェルノブイリの原発事故での事故後の対応などが整理されているページ。

圃場での対応、作付に関する対応、森林での挙動、畜産、地下水に関して実際に実施した対応と成果など幅広く記載がありました。

http://www.enup2.jp/newpage30.html

●北海道大学 農学研究院 渡部敏裕先生の個人のページに公開された

植物のセシウム(Cs)とストロンチウム(Sr)集積に関する研究

http://www.geocities.jp/watanabe1209/index.htm  (渡辺先生HP