2013-06-13

ソーラーシェアリング+ALA利用の考察


ALAちゃん買いました!!

日陰にあったブルーベリーの木2本
ブドウの木の緑のカーテン
ナス、ミニトマト、ピーマン、キューリ、大玉スイカ、
緑のカーテンの成長の悪かったゴーヤ1本に

葉面裏に100倍希釈で噴霧しました。(晴天の日に)

7日~10日程光合成能が活性化するとのこと。

成長をみると、幾分か効果があるような気もする。
梅雨の日射が弱る時期に、より効果が表れるのではないかと期待しています。

さて
ソーラーシェアリング+ALA利用の考察ですが

http://www.ipm.vc/product/74

ここを読むと
『低日照や低温期など栽培条件の悪いときほど、大きな効果が現れます。』とある。

ソーラーシェアリングでは、ALAを併用すると
①低日照・低温期というリスクがあると考えるとプラスマイナスはゼロ、
②一方で、強すぎる日射の抑制と土壌の乾燥防止による収量増加による効果ではプラスの効果
③パネルのフラクタル日除け効果による上昇気流の発生による栽培環境の気温の低下による糖生産量/糖消費量の改善効果によるプラス
④降雹、降霜による被害リスクの軽減効果
という点で、総合的には生産量は増加するのではないだろうか?
①+②+③⇒プラス
④⇒安定性の向上
ALAは肥料なので購入費の増加分は発電からの収入のほんの一部の補填で済むとして
総合的には、
パネル下での生産量、品質、生産の安定性は、パネルがない場合よりも向上する。

(可能性が高い。たぶん)

これまたすごい結果



また、これにメタン発酵の消化液のお話をくみあわせると

ALAは、ビタミンB12の生産にも関わる物質。
コスモ石油では光合成細菌を使って生産しているそうです。
メタン発酵の消化液で光合成細菌を培養し、生産された低濃度のALAが含有された液肥を希釈して農産物に散布というストーリーは、十分あるのだろうなと考えます。

こういった流れは、
たくさん処理したい消化液&消化液を加工した低濃度で特別な効果のある肥料の生産という消化液の液肥利用の利用につながるのでは?と思いつきます。

付加価値の高い少量の液肥の生産と化学肥料よりも価挌が安価な液肥の販売という2つの利用法の異なる液肥の生産で、処理量の安定化と収益性の確保という2つの課題に向き合っていけたらよいのではないかと思います。

こんなにはうまくはいかないかな?

農業の大規模化と
小規模だけれど高負荷化価値生産のという2つの柱で
日本の農業を支えられないかという組み合わせにもよく似た構造です