2010-04-24

中長期ロードマップへの意見①(省エネナビ)

中長期ロードマップの意見募集に送った意見①を公開!!

意見内容

住宅(家庭)対策におけるスマートメーターと省エネナビの記述について

我が家には省エネナビが取り付けられている。

2年間の省エネの取り組みで、電力消費量を37%削減し、その金額は年間10万円にもなった。

中長期ロードマップの中では、2020年までの間は、既存技術の有効活用という考え方が示されているが、スマートメーターと省エネナビの記述が混乱しているような感じがする。

省エネナビは、既存技術であり、スマートメーターはITを活用した将来技術である。省エネナビの普及は、価格的にみても十分採算性の高い選択であるはずが、

スマートメーターという横文字とスマートグリッドの普及と比較的製品価格に高い商品としてのスマートメーターを普及させたいという考え方がロードマップ全体を混乱させているように感じる。

第一段階で、早急に省エネナビを普及させ、省エネ家電の消費と家庭での光熱費の削減による住まいの低炭素化の良い点を各家庭において十分に実感してもらい、

その後に、第二段階として技術的にも成熟し価格のこなれてきたスマートメーターを普及させ、スマートグリッドを実現するストーリーを採用するべきである。

これらの投資が二重投資ではないかという意見もあると思うが、

技術的にも未成熟である価格の高いスマートメーターを一気に国内に普及させ、国民に投資の回収効率の悪さを印象付け、さらに再び改良されたスマートメーターに置き換えをしていく場合を考えて比較すると、

第1段階で省エネナビを普及させ、第2段階でスマートメーターを普及させていくことが最も最短かつ最低コストのクリティカルパスであると考える。