2007-02-09

教育再生に対して

素直な親のおもいです。・・・・・・ (首相官邸へのメッセージ6)


政府関係者、教育関係者の皆様ご苦労様です。私は、小学校2年生の子供と来年小学生になる子供を抱える親です。稼業は家庭の水道工事会社の経営者ですが、現在社会人の大学院生として大学でメタン発酵やバイオマス、温暖化の研究を行なっています。 昨日、IPCCの報告書をうけて、気象変動安定化に向けての科学者からの緊急メッセージがだされたのを受けて、教育再生に関して提言があります。以下に列記します。
①教育現場においても地球環境問題は、政府同様重要な課題となった。
②地球温暖化をいかに回避していくかということは、単に現在の取り組みのみで解決できる問題ではなく、数世代での全面的、かつ継続的かつ計画的な取り組みが必要
③低炭素社会づくりは、現在の子供達の世代の中心的な課題となる。
④現在の子供達は、低炭素社会、持続可能な社会、地球温暖化の原因、温暖化への適応方法、温暖化制御に関する様々な知識を学ぶ必要がある。
⑤現在の教育カリキュラムでは、子供達に温暖化と脱温暖化に関する十分な、知識、技術等を与えることのできる体制がまだ整っていない
⑥地球温暖化の問題が国にとって大きな環境変化であると同時に、子供達や教育の現場においても予想だにしなかった大環境変化なってきている。
⑦問題を、直視し、本格的に立ち向かおうとした時、子供達が受ける一時的な心の震えを教育現場がどう受け止められるかも重要な課題であり、そのことは、問題の深刻さ、それをどう教え、さらにどう乗りこていくか、乗り越えていく方法をどう教えていくかは、同様に教師や教育関係者にとっても重大な課題である。
⑧地球温暖化という困難な課題に対して、逃げたり、誤魔化したり、騙したりせず、全精力を注ぎ込み、明確な方向性と方針を打ち出し、教育を含め世代間に渡る計画性を持って、本気で取り組む姿を子供達に見せることで、私たちは、いかなる困難な状況に対しても、前向きに、しかも手を繋ぎあって、皆で計画を分かち合って取り組んでいく姿を子供達に見せるべきだ。
⑨まずは、教育再生会議の人たちが、温暖化の現状と、政府の持っている長期のビジョンを知り、それぞれが自分で考えることからはじめるべきだ。(2050脱温暖化プロジェクトなどを資料に使って)
⑩数世代に渡る取り組みを続ける上で教育の効果は非常に絶大でありかる重要である。個人として、社会の一員として、よりよく生きるすべを学ぶ場としての学校は、地球環境の変化に対して大きな社会変革の始まる中で震える子供達の心をしっかりと抱きかかえる場でもある。
⑪これらの取り組みが、子供達の将来、未来に対する漠然とした不安を払拭し、いじめなどの問題を減らしていくことの一助となっていけばなお幸いである。

温暖化の深刻さに愕然としているとき子供の「お父さん僕1000年後の未来に行ってきたんだよ」「おうち(自分の)がそのまま残っていて、でもものすごい緑だったの」というお話をしてくれました。私が一日中温暖化の話をしていたので、子供が、おそらくあれこれ考えて話してくれた話です。救われたと同時に、まだまだ何とかなる、頑張らなくちゃと思いました。一緒に考えてみてください。