2010-02-10

ソーラーカーテンの温度を計測しました。






ソーラーカーテンの温度を計測しました。
とりあえず、スライドにまとめてみました。

比較は、
①ソーラーカーテンなしの単版ガラスサッシのみ
②単版ガラスサッシ+ソーラーカーテン
③単版ガラスにガラス用断熱シート(梱包用のプチプチのようなもの)を貼り付けてさらに断熱し+ソーラーカーテン
の3パターンを比較

実際に我が家で、冬の寒さを乗り越えるために使用している方法は
③のソーラー断熱フィルム設置パターン

体感的には、これが一番効果があります。

測定を開始した1月18日、翌日の19日、20日は、1月にもかかわらず、4月並みの気温。①パターンの単版ガラスだけの測定をしたのですが、あまりに暖かく、比較データとしては十分な役目を果たせませんでした。

それでも、比較的条件が似通った3日間を比較すると

①と③では、24時間の外気温と室内温度との平均で1.4℃③パターンの方が高いという結果。
建物の1面だけの簡易エコ改修で室温が平均で1.4℃上昇ということで十分高い断熱効果があることがわかりました。

また、外気温が―5℃まで下がる早朝の室温と外気温との差を比較しても①に比べて③の方が1.8℃高いという結果が得られました。

測定当時、ベランダは、床の一部が、洗濯物の乾きを良くするための通気口として何箇所も気流止めの保温材を取り外した状態での測定でした。その後、断熱施工実技講習会に参加し、気流止めの重要性を知って、現在は床の通気口は塞いであります。
その状態にも関らず、②の測定時には、ベランダサンルームの温度は、外気温が8℃の時点で28℃を記録し、ソーラーカーテンが部屋の中を暖めるだけではなく、晴れた日には有効なサンルームとして機能することも測定結果から読み取れました。

あまり、説明は詳しくはないのですが、スライドは下記URLで公開しています。

床部の気流止めも行ったし、もう一度データを採ってみたいとも考えています。また、上部の通気空間の少ないカーテンレールもあるようなので、チャンスがあれば試して、どちらが良いか比較もしてみたいとも思います。

ソーラーカーテンの良さは、急な雨でも洗濯物を取り込まなくてよいなどの様ざまなコベネフィットとビニールカーテンを使うことで生まれる手軽さと安価さです。だれでも自由にアクセスできる『エコな知恵の一つ』として普及していけば嬉しいなと思っています。

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