2009-03-09

猫は何ワット!?

ヒトの発熱量は100ワット!!
ドイツの人間の体温だけで暖房がとれるパッシブハウスでは、
寒い日には、友達を呼んで、ワインを開けるらしい。
ロウソク1本が50ワット。
明かりにロウソクを4本つけて200ワット、ヒト2人の熱で200ワット
合計すると400ワット、これだけで家の中が十分に温まるそうだ。

厚着で温かいのも、ふかふかの布団で温かいのも実は、この100ワットの成せる業!!
我が家の場合、秋の頃のちょっと寒い日に、省エネの為
電源を入れず、猫2匹と家族の足の熱だけを熱源に、コタツにあたっておりました。
おや、電気なしでもほのかに温かい。

その時の疑問?
では猫はいったい何ワット?
女房や子供達と、人間は100ワットだから猫は20ワットだな。
いや、そんなにない 15ワットだ!などと冗談を言っておりました。

その時も一応本当のことを知ろうと、インターネットで調べで見ましたが
猫の発熱量の情報は発見できませんでした。
先日、省エネセンターの楠本さんが我が家に見えられたので
再チャレンジして、ようやく答えが出せました。

人間一人100ワットの計算根拠は、一日の摂取カロリーを2100Kcalとして計算してあるとのこと。
猫の場合、大人は体重1kgあたり70Kcal摂取
平均体重が4Kgということで計算してみると
猫1匹1日あたりの摂取カロリーは280Kcal
これは、約、人間の13.3%

つまり 13.3ワットが猫1匹の発熱量となる。
電力量からいえば省エネ電球一個分だ!!

ちなみに、我が家の2番目に体重の重い猫では、5.2kgで約17ワット
もっと重い方の猫なら、25ワットくらいかも・・・・・・・。

これから考えると、人間は一人で、100Wの白熱電球1個くらいのエネルギーで発熱し
猫は一匹で省エネ電球1/2固~2個ぐらいの消費電力量の熱エネルギーを放出しているに違いない!!(省エネ電球ではかなりのエネルギーが光に変わっているから、触った感じとは違うけれど・・・)

ちなみに、電気アンカの1時間当たりの消費電力は10W程度
電気コタツは180Wくらい

こたつの中の世界を考えれば、人間の足が2人分で60ワット(くらいかな)
猫が2匹で30ワット
合計で90ワット


たしかに、あのときの何やら温かかった感じも何となくうなずける。

ちなみに猫の体温は37~39℃で、人間より約2℃高い。

電気アンカと比べると、13.3W>10Wで、実は猫の方が温かいことがわかったが、
湯たんぽと比べると、確かに猫の方が省エネルギーなのだが、
すぐに勝手に、どこかにいってしまうし
寝始めに、ホカホカという点で湯たんぽの方に、
どうも軍配が上がりそうだ!!