2012-07-31

ソーラーシェアリングについての投稿

この図は、sketchupで作成したソーラシェアリングの3Dモデルの図。先日作成しました。
民主党の菅直人さんも紹介しておりますが、農地で、農業生産と太
陽光発電を同時に行うソーラシェアリングについて是非国会で議論してみてください。個人的な考えですが、農家にとっては、反当りの収入が増え、木漏れ日型の遮光農業の為、農業生産の手法、栽培品目、労働時間の幅を大きくすることが期待できます。また、50kw未満であれば、メガソーラーの様に高圧線の有無の条件に左右させません。さらに、土地の集積に関しても考慮する必要がなく、人手があれば農家が自ら太陽光発電所を設置することもできます。通常太陽光発電のポテンシャルは、農地の場合、耕作放棄地に限られていますが、ソーラーシェアリングを考慮に入れれば、低圧の配電線が周囲にある農地の多くがソーラーシェアリングの適地として活用可能となります。FIT制度+ソーラーシェアリングでは、反当り年間100万円くらい(25kw)が20年間安定して、売電収入として見込めますが、農家にとっては、収入の安定化につながる事業となることが期待できます。特に後継者や新規就農者にとって、収入保証と、電力を生産するという地域や地球環境への貢献と、技術を試す挑戦しがいのある農業という点で農業そのものに対する魅力の向上につながるのではないかと思います。また、メガソーラーの場合には、発電された収益は地域に循環しづらいという特徴がありますが、ソーラシェアリングは農家単位で実施できるので、地域に売電収益が循環するという特徴もあります。農業において、農業生産と両立する発電事業が農業の本来事業としてしっかりと位置づけられることが、農業を楽しくし、農家数の減少や、耕作放棄地の増加の防止につながると期待されます。FIT制度は、制度単体での活用よりも、いろいろと使い方を考えて他の課題の解決に活用するとより有効に機能するのではないかと思います。


ひさびさに投稿しました。このソーラーシェアリングという手法とても面白い手法です。発明者は長島 彬さん。通常、農地の場合、太陽光発電所を設けるためには、農業委員会で審査をしてもらって農地を転用しなければなりません。でも、この方法は、農業生産を継続する為、この制度の対象とはならないようです。(例えば、ビニールハウスの一部に太陽電池が設置され売電するのも同じような考えです。)これから、農業,FITが加わって面白くなりそうです!!

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