についての報告(スライド)がありました。
私は現場に行ったことがありませんので
実際の現場での実施状況からは
何を考えるべきか
学べるところがたくさんあります。
田中俊一氏 スライド
http://www.sakurauchi.jp/attachedfiles/110706_4th_environment_tanaka.pdf
第10回エネシフ勉強会
http://kiyowta.blog27.fc2.com/blog-entry-3712.html
僕たちは一人ひとりの人間があつまって社会を作り上げた。一人ひとりの人間があつまれば会社もできる。一人ひとりが本気で脱温暖化に目覚めたら、本気で脱温暖化に取り組む社会が生まれ、本気で脱温暖化に取り組む企業も生まれてくる。今僕が何がやれれるのか、本気で考えて、本気で取り組んでみよう。僕はメタン発酵から始まった。
についての報告(スライド)がありました。
私は現場に行ったことがありませんので
実際の現場での実施状況からは
何を考えるべきか
学べるところがたくさんあります。
田中俊一氏 スライド
http://www.sakurauchi.jp/attachedfiles/110706_4th_environment_tanaka.pdf
第10回エネシフ勉強会
http://kiyowta.blog27.fc2.com/blog-entry-3712.html

2011.7.10東大農学部弥生講堂で行われた中山間地域フォーラム
http://www.iai.ga.a.u-tokyo.ac.jp/mizo/seminar/110710mizo.html
というシンポジウムで講演された東京大大学院の溝口勝教授(土壌物理学)の発表のスライドを偶然見つけました。http://www.iai.ga.a.u-tokyo.ac.jp/mizo/seminar/110710mizopresen.pdf
上の図はその一ページ、一センチ毎の断面での放射性セシウムの分布が、私は初めてわかりました。これを見ると表土表面から1センチメートルの土壌を除去すると半分近くの放射性物質を除去できるのではないかと想像されます。ただし、この中には、土壌中の有機物や粘土鉱物に電気的に吸着されているもの(イオン交換態)も多くあり、時間の経過とともに徐々に下に下がっていくのだろうと私は考えています。
①ティフトン419(芝)の根の吸収によって、表層1cmまでにある(特に)イオン交換態のセシウムが下層にそれ以上下に浸透しないようにブロックし、芝が生えそろったところで地上部を数回刈込み、芝根がしっかりと強く生えたら表層土壌5mmまで土ごと芝を刈込みます。
②①の要領で芝生をもう一回再生させ、2回目で表層1cmまでを除去します。
③再び芝生が再生したら、放射線量を計測しながら、表層から2~5cmまで土壌を芝ごとソッドカッターで切りはがします。切りはがし厚さは、土量を減らすために、放射線量によって最小にコントロールしていきます。地上部でセシウムをまだ減らすことができるようでしたら、さらに複数回芝刈りを実施した後に切りはがしを行います。
地表部での刈り取りは何回まで効果があるのか?
芝が自然再生可能な一回の表土除去量は最大何mmまでか?
●地上部の刈り取り
●根部・土壌部までの刈り取り
●芝の引きはがし
●最終的な芝の完全駆除
●除去土壌からの粘土除去
の5つのプロセスの、福島の気候に合わせた最適な組み合わせの探索
などが、まだまだ不明の項目であり、おそらく専門家の意見を合わせて実験をしてみなくてはわからないことです。
また、NP施肥のタイミングも重要と考えています。これは、芝ポット苗等の植え付けの段階でアンモニウムイオンを施肥で土壌に加えると、表層1cmに大量に留まっているセシウムがイオン交換されて下方向に移動し移動の過程で雲母と結合し植物にとって吸い上げづらい状態に移行してしまう可能性が高いからです。したがって、芝がしっかりと根をはるまでは、施肥を控えて、下方向に移動するセシウムを速やかに芝根が吸収できる状態になってからアンモニウムイオンを表土に与えてセシウムをイオン交換させて植物が吸収しやすい状態にしてはどうかとかんがえるからです。こらについても栽培の専門家に検討をしてもらって手法の選択を行いたいところです。
さらに、これらの作業を、同時にたくさんの箇所で並行実施できる工程の検討ももちろん必要です。
なんとか今シーズンの基礎的な試験につなげたいところです。

先ほど七八企画小倉さんからメールを頂きました。


まだまだ、検討中なのでメモなのですが・・・・
今考えていることを2,3 書き出しておきます。
①図は、広島大サステナセンターの田中万也講師(地球化学)らが、郡山市など福島県の4カ所の土壌を4月13日に取り、放射性セシウムなどの濃度が深さでどう変わるか調べた図。朝日新聞の記事から転載しました。
原状への復旧が東京電力および国の責任であると考え、コストや手間よりも、まず第一にできるだけ、土壌に広がり残存する放射性物質の量を減らすためには、どのくらいの厚さで土壌の修復を行えばよいのかを考えています。
田中先生らのとってくれたデータは、2.5cmごとの放射性物質(ここではセシウム)の分布ですが、表土5cmといっても、82%が2.5cmまでの土壌に捕捉されているようです。もちろん、土壌の種類や、時間の経過、降下量などいろいろな要素もありそうですが、例えば、このような分布状態で放射性セシウムが捕捉されている土壌では、まず初めに82%の放射性物質が捉えられている2.5cmの土壌を、粘土除去などの手法で放射線量を低減化する処置を行い、さらに第2段で、残りの18%の放射性物質の含まれる土壌の修復を行ってみてはどうでしょうか?
②表土の除去ですが、ソッドカッターという小型の芝生切り機を使うと2cmくらいの厚さまで薄く芝をはがせるようです。仕事は大変ですが、芝が生えてから、一度ローラーで踏んで、畝などの起伏を多少緩やかに緩和して、小型の機械を使い畝などの農地の起伏に合わせて芝をはがす。作業時の被ばく線量が問題だができるだけ、土木工事の視点ではなく、農家の方々の視点で、小型の機械を使って丁寧に作業を行う。
③使用する芝は、洋芝で、成長力と肥料吸収性の高いティフトン419を使えないだろうか?種ではなく、ポット苗や茎で増えるらしく、週1の芝かりが必要なくらい成長力があるよう。http://www.jfa.or.jp/jfa/topics/2010/217/bosyuuyoukou.pdf
薄く剥がせば、下に根や茎の一部が残って、一度植えれば1年間で2回芝をはがすことができそう。ティフトン419の耐寒ピーク温度は―9℃であるが、冬超えによって翌年には完全にティフトン419の残根、残茎を除草剤等を使わずに駆除できればいいのであるが、これについては情報がない。また、日陰では成長が悪いようなので、マルチなどでの対策で補助的に駆除効果を高められないか?場合によっては2回目にはがす直前に、根茎に効く除草剤を使う必要があるかもしれない。
などです。
すこしずついろいろな方法の提案も出てきているので、単一の方法にこだわらずに、出てきたいろいろな方法を上手に組み合わせてより効果的な方法が発見できればよいのではないかと考えます。
粘土、セシウムで検索をしていたところ
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110615t13021.htm
というニュース記事を見つけました。
記事の中には、土壌からの粘土除去手法のお話しが出ていました。
同じ手法を独自に開発され、実験も行い、小型のプラント化の準備も行ってる(株)HydroWorksの大橋さんとここ数日メールでやりとりをしております。農地での土壌からの粘土除去に関して、私が何となく感じている部分を書きだしました。
粘土除去が良ければ、農地などでも粘土除去ですべてがうまくいくと考えがちなのですが、そんなに甘くはないような気がしています。その先を、考える上での参考になればと思います。また、HydroWorksさんは、福島県郡山市内のベンチャー企業だそうですが、既に、この手法を取り入れた農地や学校の除染に向けて取り組みの準備をはじめているそうです。先ほど書いたメール紹介します。大橋さんからも実験データの情報を頂きましたが、土壌からの粘土の除去、一定の効果があるようです。
以下私から送った返信
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大橋さん
実は、直感なのですが
土壌の洗浄では、農地の場合
土壌中の粘土分が多く、大橋さんの図にある地層処分の土量がかなり多くなるのでないかと感じ始めております。
学校のグラウンドの土壌は痩せて、砂も多いので粘土、シルト分との分離がよさそうなのですが、肥えた農地の土壌では
①粒度での分画をどう行うか
②分画のうちどの粒度に、放射性物質が吸着されている粘土がより高密度に分布するのかを調べる必要があると考えています。
実験をしてみないとわからないのですが
芝を使ったファイトレメディエーションは、
粘土除去のプレトリートメントとして
A)有機物の多い土壌を痩せさせ、
B)有機物分の土量を多少なりとも減量し
C)植物への放射性セシウムの取り込みでイオン交換可能なセシウムを土壌中から減少させ
D)植生の根張りの厚みを利用して、表面土壌の、マーキングとして活用し、土壌の除去量を最小化すると共に
E)植生被覆により、塵等の再飛散を防止し
F)芝撤去前に水を撒くことで、作業者の埃の吸い込みによる被ばく可能性を低減化
することが期待されます。
農地の土壌では、なんとなく、この程度までの十分な前処理を行っておかなければ、うまくいかないような気がしております。
粘土除去の前処理をたとえ時間と手間がかかっても丁寧に実施していくことでトータルの影響低減・それらを含めた総合的な処理コストは最も小さくなるように思います。
浮いた根や葉を第一段階で分離し
次に、濁水を固液分離し、粘土・シルト分を凝集沈殿させ
修復土壌と、放射性物質を含むバイオマス及び粘土に分離ができることを示せると
農地土壌の修復に関しては
① 高濃度の汚染地域
② 高濃度汚染地域ひと回り大きい境界領域となる地域
の2つが土壌修復を必要とする地域となってきます。
高濃度汚染地域に関しては東電、国が補償をすることになるでしょうが
境界領域となる地域では、ひょっとするとそれぞれの農家それぞれの経営判断で処理が実施されることになるのかもしれません。
こういった地域に関しては、一般事業者による除染事業も誕生してくるかもしれません。この場合に関しても、原状修復の義務がある東京電力及び国が農家の申請によってこの費用が賄われるといったフローを作っておくことが重要です。これらについては、今後議論が積み上がって行くことが必要となります。
とりあえず、思いつくのはこんなところです。
島田敏
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大橋様
①現在の為の対策(0年)・・・・・・生活が可能な環境のための除染(学校グラウンドなど)
②近い将来のための対策(~5年、~10年程度)・・・・・再飛散の防止、事故収束までの予防的な対策、塵誇りによる内部被ばくの防止対策、風評被害
③持続的な未来に関しての対策(~50年、~100年程度)・・・・・土地利用の遷移、用途の変更、掘削工事に対する問題等に関する考慮、膨大な除去土壌の管理
での 3つの時間軸での除染事業・手法の評価をしておくと良いですね。
対象軸は
コスト:短期的なコスト、100年分のトラブル発生を含んだ長期的なコスト、風評被害の持続による補償コスト
時間:現在の生活を持続もしくは復旧と、生産活動停止期間の生業活動のバランス、速やかな生活環境の復旧
コベネフィット(相乗便益):バイオマス等エネルギー生産と修復の両立、雇用創出と農地・生活空間の修復の両立、他
効果:手法の除染能力、目標とする修復レベルの設定
通常は、
コストや時間、効果
*
現在、及び近い将来という短期のマトリックスの中で
評価し、
最適値(妥協点)で事業を計画しますが
複合災害復旧
減衰までの時間が10半減期で考えれば300年間ある汚染物質の処理に関しては
100年単位で考える持続的な未来(サスティナビリティー)への軸が
現実的な問題として必要になってきます。
これらの総合評価の欠損点を複数の手法で補完しながら
プロセスを組み立て
クリティカルパスを発見し
速やかに
実施にとりかかる
必要があるのでないかと考えます。
島田敏
