2007-01-18

これまで送ったメッセージ2

自分がこれまで何を言ってきたのか これまで送ったメッセージの内まとまっているいくつかを掲載します。仲間になって!!

環境省 藤野さんへ(丁寧な返事を頂きました)
先日は、商工会青年部のブログへの書き込み等ありがとうございました。若干、質問があります。
①2050脱温暖化プロジェクトの中では、主にエネルギー利用のシナリオが中心に検討がされていると理解していますが、一方で、仮に70%削減時には、エネルギーだけではなく、マテリアル利用の化石燃料(資源)が、律速となり、代替するバイオマス資源(恐らく、代替する原料は、リサイクルとバイオマス由来の化学物質となると考えていますが)の要求量とその生産量、輸入量等に関する試算を織り込むことが必要なのではないでしょうか?。(バイオマスは非常に重要なので、その点の検討をもう少ししてもらいたい)
②また、バックキャスティング手法を用いた、シナリオ作りにおいて、エネルギー利用(総合的、社会システム、ライフスタイル)、マテリアル利用の次に、それを実行していく脱温暖化社会型の省庁の枠組みの提示が、早い段階で必要なのではないかと考えています。制度に関する検討を平行して行ってはいないのでしょうか?(現実的には、すでに脱温暖化社会型の行動は、始まっているのに、制度やシステムが一致していないので弊害が出ている。例バイオエタノール)
 私の持っているバックキャスティングに関するイメージは、まだ、動いて何とか使えるけれど、近い将来、環境変化で沈んでしまう船から、まだ開発中の部分もあるが新たな環境変化に対応できる新しい船に早めに全員でそっくり乗り換えるというものです。そう考えると、社会全体が乗り換える船をイメージすると、技術的な手法だけでなく、脱温暖化型の社会システムに対応した制度や行政のシステム等も同時に提示する必要があるのではないかと思います。
 個人的な思いとしては、日本が、脱温暖化対応型の省庁システムを採用することを宣言し、脱温暖化社会へ踏み出すことを国際的に宣言してほしいのですが、同時にその行動で、国内でも脱温暖化の速度が加速し、国際的にも脱温暖化社会へのビジョンを提示しそれを世界と共有していくことに大きく繋がっているのだと思っています。 最近は41%近くの変換効率の集光型太陽電池システムが開発されたり、自然エネルギーで充電できるプラグインハイブリッドの構想などなど、技術的な動向も急速に変化しつつあります。バイオマスニッポン総合戦略やさまざまな環境政策、経済環境政策もありますが、少しづつ、先が見えずに解らないながらも様々の立場の人が、徐々に脱温暖化とその先の持続可能な脱温暖化社会へと近づいてきたんだなあと考えてきました。ただ、様々な取り組みも未だに全体像を欠き、不完全燃焼をしている部分も多いのではないかと思います。 2050年-70%という脱温暖化に関する明確な方向性と脱温暖化社会のビジョンをしっかりと提示することで、これまで、不完全燃焼していた部分が相互に手を握り合い効率よく完全燃焼しだすと思います。そのためには、政府内部にも、2050年-70%という数値を浸透させる必要がありますし、国会等でも議論し、国全体でビジョンを共有し、さらに充実させる必要があるかと思います。 ながながと申し訳ありませんでしたが、2050年脱温暖化プロジェクトに関して、非常に期待しています。十分に内容を見たわけではないので恐縮ですが、是非、ここを充実させて頂きたいということ書きました。
島田敏

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