2009-12-01

緑のカーテン温度測定結果

東京地球温暖化防止推進協議会のご協力で、我が家『緑のカーテン』の温度測定結果のデータをいただきました。

温度測定とデータ提供を行っていただいた同協議会会長の滝口 武志さんは、
30年前に日本で初めて断熱リフォームや断熱住宅の必需品である樹脂サッシの開発試作を行ってきた方

滝口様
その節はありがとうございました・・・。

ところで

測定の結果は・・・・・・

青が室外温度
黄色が緑のカーテンなしの室内温度
赤が緑のカーテンを設置した箇所の室内温度

データを見ると

赤は、ほとんど28℃を超えていないことがわかります。

ちなみに
9月の時点で、一階室内に
直射日光のあたるAM10:00のピーク温度差を比較すると
以下の通り

外気温             41.1℃
室内温度(緑のカーテンなし)36.6℃
室内温度(緑のカーテンあり)30.1℃

これを温度差でみると

室内温度(緑のカーテンなし)-外気温=-4.5℃
室内温度(緑のカーテンあり)-外気温=-11℃

室内温度(緑のカーテンあり)
-
室内温度(緑のカーテンなし)
-6.5℃
                
つまり『窓際を緑のカーテンで覆うと
最大6.5℃の冷却効果がみられた』
と言う結論

これは

緑のカーテンなしの場合
直射日光の
光のエネルギーが
直接室内に差込み、壁や床にあたって
熱エネルギー
に変わって室内に蓄積するのに対して

緑のカーテンありの場合
直射日光の
光のエネルギーが
まず緑のカーテンにあたって
熱エネルギーに変わり
その熱エネルギーの多くを
風で吹き飛ばし
一部を、緑のカーテンが葉面からの
蒸散による蒸発熱として取り除き
室内への光のエネルギーと空気の熱エネルギーの持込み
をかなり軽減しています。

つまり、

夏は、
緑のカーテンや葦ず、すだれなどは
かならず室外に設置し
建物に直接、日射があたらないように工夫することで
かなり熱さが防げるということ

日陰を作る場合
建物の壁面からできるだけ遠くに離して
大きく設置して
通風を良くすることで
かなりの日数を
冷房なしでも快適に過ごすことができそうです。

ちなみに
我が家
今年も去年も冷房なしで 
なんとか無事
ひと夏を過ごせました!!

ゴーヤさんへちまさん

ありがとう!!