2011-09-24

やり方によってはひまわりでも20%の除線率(除去率)

手法によっては、ひまわりでも20%の除去率を上げているプロジェクトもありました。数日前に発見していたのですが、しばらくみ過ごしていました。やり方によっては、やはり結構とれるものです。これは表土5cmの削り取りによって集められた濃度の高い汚染土壌を畝状・マルチングによる土壌の再飛散防止状態にして栽培する手法。表土削りとりとファイトレメディエーションによるコンバインド手法!!農水省でも多様な可能性について、もっと検討をしてみるべきだと思います!!

これに濁水上澄みの分離除去を加えると自力でもかなりの放射性物質を除去できるはずです。

また、気になるのはマルチの効果。やわらかで根の張りやすい盛り土部の効果とマルチの中での水分の移動が気になります。

http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-11021043341.html
(ヒマワリモニターの結果(福島ひまわり里親プロジェクトブログ))
http://ameblo.jp/sunflower-fukushima/entry-11027867552.html
(ひまわりの可能性(福島ひまわり里親プロジェクトブログ))

農水省へ提案(農地の除染step2)

農林水産技術会議が実施した
「ふるさとへの帰還に向けての取組み」という事業が一連の実験の結果を公開しました。
ただ、現段階では、それぞれの手法の確認等が行われた段階なので、
要素技術の複合や
「ふるさとへの帰還の取組み」では
検討されてこなかった森林の除染に関する問題等を検討するためのステップとして

「ふるさとへの帰還に向けての取組みStep2」の実施検討を
首相官邸HPから政府に提案してみました。

はたして検討してもらえるかどうかはわかりませんが、
Step2で、小規模な現場試験をできるだけ多数行うとともに、
企業やNPOなど現在バラバラに活動を行っている
各主体間の連携と技術情報を含む情報交換、
サンプルの分析ネットワーク等を設置し、
参加する民間グループの土壌サンプル等の分析を支援する体制を整える。等の支援も実施します。
Step1、Step2で生み出された実用手法と
除染作業実施を安全に実施するための知見を有する広域的な人的ネットワークを活用して
Step3において、最も効果的かつ合理的な手法を用いて
本格的に除染事業をスタートさせるという流れです。

本格的な除染作業のスタートには、
排出される土壌と排出される放射性物質の中間貯蔵場所と最終処分場の整備が必須条件となってきます。
Step2は、Step3の作業が本格開始できるまでのつなぎの役割も果たしますが、
Step2における十分な検討と準備時間を設置すると
Step3の実施がよリ円滑に進んでいくことになると思います。
(段取り八分、実施二分です。)
はたして読んでもらえるでしょうか?

以下本文
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数日前に、農林水産技術会議が実施した「ふるさとへの帰還に向けての取組」の実施結果が公開された。これは、特に放射能によって高濃度に汚染された農地の除染に間する一連の要素技術開発のプロジェクトであった。国の施策の方針としては、今後具体的な除染と並行して技術開発を行っていくという方向性である。そこで、それらの施策の実施と成功を戦略的に行うために、ふるさとへの帰還に向けての取組Step2を提案する。ステップ1である「ふるさとへの帰還に向けての取組」では、除染のための要素技術の開発と確認が緊急的に検討・実施されてしまったが、Step2では除染の対象を、①農地から農地+森林に広域的に拡大するとともに、農地と森林の相互作用に関しても検討を広げる。②また、除染技術開発に関しては、住民がふるさとに帰還できるレベルの農地の除染だけではなく、生産者が安心して生産できると共に消費者が安心して購入できかつ積極的に消費できる”売れる”農産物を生産できる農地のより高度な除染と生産技術の開発を行い帰還の域を超え福島の第一次産業を含む産業のの復興を誘導するための戦略的な除染対策を総合的に検討する。③農地と森林の関係については、除染後の農地(特に水田)への森林からの粘土鉱物の流入を防止するなど、除染後の農地のベクレル数を長期間に渡って維持できようにするための土木工学及び水理学的手法に関する検討を実施する。④森林対策に関しては、森林の除染手法に関する検討、分散型の小規模除染発電所の検討(例えば山裾除染発電施設の分散整備)⑤山村地域における自給食料や副業現金収入源・レクリエーションの場としての林産物採取の場の復興と林産物摂取による健康に関する対策⑥森林除染と防災・治山に関する総合的な検討等を実施します。Step2で主に取り扱うのは、Step1を足場とした補完追加作業・Step1で効果が確認された技術の組み合わせによる複合型手法の検討、ふるさとへの帰還をさらに福島の復興へ前進させるための戦略的手法の検討と実施体制の整備、森林領域の除染技術開発と森林の多目的利用の復興のための戦略手法の検討、除染後農地の森林領域からの再汚染防止技術の検討、”売れる!!”農産物を育てることのできる農地と生産の復興のための戦略的な除染対策の検討となります。Step1でベースとなる基礎的な要素技術を開発し、Step2では、多様な視点からの検討と複数の現場での複数の主体による試行を繰り返すことで視野と検討の幅を広げていくと共に、ステークホルダーと人材の育成までを積極的に実施し本格的な除染事業の実施を行うための準備を小規模な実践を多数試行することで行います。Step2の完了後はStep3へと移行し、Step2で組み上げられた戦略的かつ合理的な実践手法を、Step2で実際に試行に取り組んだ人材に協力を求めながら実践的にかつ広域的に実施し、一気に除染作業の勢いを生み出していきます。是非ご検討下さい。
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