2010-05-10

中長期ロードマップへの意見④エコオリンピック

エコオリンピックはまだまだアイデア途上です。

持続可能な社会づくりってスポーツに似ているねっていう議論の上に考えています。

まずは、持続可能な社会をつくる精神を持って
スポーツ競技のようにルールを作って
ルールには様々な例外などもあるけれど

ルール内ならどんなことをやってもよいというのではなくて
ルールにのっとって正々堂々と競い合い
それぞれの限界を確かめ合い
相手を認め
互いに健全な心と体を養っていこうというということです

もちろん、スポーツはやって楽しい、見て楽しい、応援して楽しい
そんなところも似ているのではないかと思います

グローバル経済の中で、互いの地域や国や企業が
お互いの利益のみを追求し
ルールいっぱいの所で競いあううちに
いつしかルールにのっとってお互いに正々堂々と競い合い
いい意味で互いを伸ばしあうという基本的なスタンスを見失っているところに
現在のグローバル経済の問題点が潜んでいるのではないかと思います

一番優れた商品が世界を制するのではなく
一番優れた製品を生み出すことを目指して、正々堂々とお互いが競い合うことで
それぞれの企業の中に人が育ち、強さや逞しさが育って行くのではないか

エコオリンピックのアイデアはそんなところからきています

ひとり一人の人の集まりである企業そのものを
グローバルな公共の福祉に貢献できる存在に
内側から変えて行く
確かな道のりがそこにあるのかもしれません

そんなインスピレーションも浮かびます




中長期ロードマップへの意見
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ロードマップには記述されていないが、ロードマップの中に“作業の進行状況と全員で確認し共有し、また、お互いが競い合うことで育成の速度を加速する”という意味合いで、4年に一度毎にエコオリンピックを開いていくことをロードマップに記述してみてはどうだろうか?冬季、夏季と2年毎に実施してもよいかもしれない。国内と世界全体に呼びかけることも必要になる。この背景には、エコ経済は、世界中で育成すべき経済であることを理念に掲げ、単なる競争ではく、競争を通して健全なエコ(経済)を育て上げることを目的とする。4年間の植樹本数の競争などエコを育てて大きくする取り組みの進み具合を、さまざまな視点から世界中で競争したり、国内で表彰や大会を模様したりしてはどうだろうか?エコオリンピックを通して、小中学校での省エネの取り組みのコンテストをしたり、さまざまな盛り上げ方をすることで、普及型の技術や普及型の社会手法(ベストプラクティス)、先進手法や取り組み、地球のエコを育てる進み具合が国内や世界中の人達と共有でき期間中テレビや新聞などで知ることができればエコな消費を生み出す元になったりエコの取り組みをする人を増やす上で非常に大きな効果があるのではないだろうか?また、2年に1回催すことで、技術の進歩や手法や積み重ねの積層効果を見える化させることも可能となろう。4年ごとであれば2050年までには10回目のエコオリンピックが開催でき計算になるので、持続可能な精神に則った競争と次世代の育成と世界全体での地球環境の改善の確認、先進と伝統的な知恵の共有を目的としたエコオリンピックを開催してみてはどうだろうか?こまかいイメージはできていないので申し訳ありませんが、4年ごとにステップを確認していったらとてもよいのではないかとおもい、それをロードマップに組み込んでもらいたいという意見です。

追加で、eco japan cup 環境ニュデール政策提言でグランプリを受賞した吉田さんに送ったメールの一部を紹介します。

吉田さんへのメールの一部

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その中で、4年に一度の夏と冬のエコオリンピックを開いたらどうだろう?という提案をしてみました。

ソーラーランタン等の活動や植林などの活動は、積み重ねによって具体的な結果が量として蓄積されていく活動ですよね。

これも競技の一つとして取り入れることもできそうですね。

私達ひとり一人も含めた生きている地球のエコロジーなシステムを、

国や、コミュニティーや個人やグループが、

健康的で健全な競争の下で改善し育成しあうことが

エコを育てるエコオリンピックの考え方です。(とは、いっても今考えたのですが)

4年毎にその成果を地球全体で確認しあえれば、たくさんの公平な視点で取り組みの評価もでき、

多様な地球環境の中で生まれる多様な生活技術や生き方を学ぶことができます。

また、エコを育てる技術や手法の進歩と継続効果を4年毎に共有しあうことができます。

2050年に第10回大会を開くというのが目標です

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こんなことを考えてます

島田 敏