2013-04-11


2013年3月31日に農水省で、ソーラーシェアリングの取り扱いがまとめられ、発表されました。
http://www.maff.go.jp/j/press/nousin/noukei/130401.html
いばらき自然エネルギーネットワークで開催した「一次産業としての農と発電」セミナーでの議論もだいぶ参考にされているようでした。
http://www.ren-ibaraki.jp/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E5%A0%B1%E5%91%8A/

ソーラーシェアリングと藻類によるバイオマス生産の位置づけであるが、
①優良農地(もしくは、現在の生産農地)の最大5%程度で、ソーラーシェアリングによる太陽光発電と農業生産の組み合わせ。
②耕作放棄地のうち日当たりのあまりよくない林地隣接の農作放棄地や水はけのよくない耕作放棄地のうちある程度量がまとまっているところ【最大全耕作放棄地の25%くらいを最大として】を日射量が少なくても栽培できる藻類による燃料・マテリアル原料生産にあてる。
③残りの耕作放棄地は、農地と山に戻す。【耕作放棄地全体の75%】あるいは①、②に一部振り分け。
というストーリーで進めてみてはどうだろうか?
④藻類バイオマス生産は、中山間地の林地に面している場合には、規模が小さくなるであろうから、木質系バイオマス生産に関係する仕事と組み合わせて、生業複合を成り立たせることで職業としての枠組みを形成する。
ん~~~~~~ん どうだろう?

藻類バイオマスから発生する残渣と木質系バイオマスとを混合して、よりカロリーの高い木質系バイオマス燃料の生産もできそう。では、使い道は?
ここには、なにか相互の機能あるか・・・・?

このお話を電気と油で表してみると、農地面積の5%のソーラーシェアリングで現在の日本の電力需要の約13%、
耕作放棄地面積の25%での藻類生産によって日本の原油輸入量の24%程度をまかなうことができる。

金額ベースでいっても、とんでもなく大きな産業が誕生することになる。
(現在の農業生産額、おそらくこえるだろう)

農林水産分野への
エネルギー、科学、ビジネス、産業、コミュニティづくり等多岐にわたる
やる気のある人的資源が集まることも期待できる

産業構造を動かせるくらいの大きなインパクトである。

・・・・・・などとお話を考えてみましたが
・・・・・・すごい話だな!?

はたして・・・・本当にこんなふうになるのかな?

写真は、フラクタル日よけと茨城大学キャンパスにあるモダンな屋根を構造のヒントにして考えたソーラーシェアリング用の架台の下の方の部分。


ソーラーシェアリングを発明した長島さんにメールで写真を送ったところ、


『楽しいデザインありがとうございました。
        これから皆さんからもいろいろな架台の提案が出そうですね。

   国や自治体で毎年設計コンペをするほど盛り上がること
   を期待しています。』

とのコメントを頂きました。