2008-11-18

もう一つのプロジェクト(2)


 日経BPエコマネジメントの記事で
ソーラーカーテンの原理は、付設温室システムと呼ばれるパッシブソーラーの一種だということが分かりました。

http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/nakagami/39/index.shtml


 付設温室システムは、建物に付設して設置された温室内の太陽光で暖められた空気を室内に引き込み、太陽エネルギーによって室内を暖めるむシステムのようです。

 また、先日農業施設学会で、ポスター発表していた付帯温室システムの研究を見ていたのを思い出しましたが、温室の中に水タンクがおいてあり水タンクを蓄熱体として使うことで夜間の温室内の温度の低下を防ぐなど工夫がしてあったのを思い出しました。

べランダに、黒いポリタンクに水を入れて置いておくのもいいかもしれません。

ソーラーカーテンのもう一つの特徴は、断熱作用です。

居室の壁面及びガラス面全体から、我が家の場合1.2メートルの空気層を設けられると共に、サッシ、枠、壁面から外気への熱の放散を少なくすることができます。また、夜間の晴天時の窓や壁から放射冷却を防止するのにも役立ちます

これで窓の結露と凍結を防止できれば、室内の空気の乾燥を防ぐので、風邪の予防になるのではないかと考えています。

もちろん、暖かい日には、上の写真のように、カーテンはオープンしましょう!!

現在の問題は、カーテンとレールとの間の隙間と床の隙間

基本的には、カーテンなので、風が吹くと、多少は動くのですが、せっかく太陽エネルギーをたくさん取り込めるので、厳冬期が来るまでに、もう少し検討したいと思っています。

『10万円以下でパッシブソーラー』が、キャッチフレーズかな?

アパートやマンション等でもつくれると思いますので、

手軽に、パッシブソーラーを体験してみるのにもいいかと思います。

私も実際に取り組みを始めてみてからわかるようになってきたのですが

住宅の低炭素技術としては、ソーラーハウスは、快適さを保ちながら

温室効果ガスの排出を削減する最良の方法です。

より多くの人が、技術を体験し、技術の存在を知り、ノウハウを身につけてはじめて

次のステップに進むことが、ステップの無駄を省いていくことに繋がるのだと思います。

是非、皆さんも、ソーラーハウスの仕組みを体験してみてください。