2013-06-01

ソーラーシェアリングへの5-ALAの補完的活用

ALAちゃん (出展:コスモ石油HP)
http://www.cosmo-oil.co.jp/ala/alachan.html 
(コスモ石油HP ALAちゃんについて)

≪参考≫
http://www.cosmo-oil.co.jp/ala/effect.html 
(コスモ石油HP ALA入り肥料の効果)
http://www.seiwa-ltd.jp/recommend/pentakeep/ 
(株式会社誠和HP)


〇ソーラーシェアリングでの農業生産で確認しなければならならポイントとして、生産時の農産物の品質のばらつきがどの程度あるのか、あるいはないのかという点が一つあげられる。栽培の実例を積み重ねる必要があろう。
〇例えば、品質のばらつきがあった場合に、それをいかに克服するかということに関しては、パネルの下に光を散乱させるようなキラキラするものをぶら下げて物理的に光を分散させるなどの方法も考えられる。また、これを鳥除け兼用として活用するのもよいかもしれない。
〇他には何かないだろうか?
〇そこで、生まれたアイデアが5-ALAの利用。ペンタガーデンとしてコスモ石油から販売されており、共同開発の株式会社誠和からはペンタキープとして発売されている。幾つか資料をながめてみたところ、5-ALAは、葉緑素の前駆物質で、Mg、Fe、Coなどの微量元素と同時に低濃度での植物への散布で根の生長や、耐寒性の向上、植物の葉緑素を増やす働きを示し、低照度下でも光合成量を増やす効果があるそうである。コスモ石油のHPには『コスモ石油では長年ALAの用途研究を行ない、植物に適量のALAと微量金属を与えることで、生長促進や環境ストレスへの耐性向上などさまざまな効果があることを発見しました。』とある。
〇基本的には、ソーラーシェアリング下での農産物の栽培では、遮光環境を優位に活用できる農産物の生産が資材費もかからずベースとなるだろうと考えてるが、貸農園など家庭菜園として使った場合に、色々な作物を甘くおいしく作りたいといった要求に5-ALAが効果的に肥料として活用できるのではないかと考えてみました。
〇また、ブルーベリー栽培など多年生の果樹栽培の場合も、毎年落葉したとしても成長した根が蓄積として残るため、少ない資材量でより高い効果が期待できるのではないかと考えます。
〇ソーラーシェアリング下でも、必ずしも遮光が必要な農産物だけでなく、かなり多くの農産物をおいしく育てるこつが、日本の農学技術の中には、まだまだ、たくさん眠っているのではないかという気がなんとなくしてきました。

ALAちゃん!!
いっしょにソーラーシェアリングを育てましょうか!?