2011-06-13

株)HydroWorksのおおはしさんとのメールのやりとりで見えてきたこと。

















大橋様


①現在の為の対策(0年)・・・・・・生活が可能な環境のための除染(学校グラウンドなど)


②近い将来のための対策(~5年、~10年程度)・・・・・再飛散の防止、事故収束までの予防的な対策、塵誇りによる内部被ばくの防止対策、風評被害


③持続的な未来に関しての対策(~50年、~100年程度)・・・・・土地利用の遷移、用途の変更、掘削工事に対する問題等に関する考慮、膨大な除去土壌の管理


での 3つの時間軸での除染事業・手法の評価をしておくと良いですね。


対象軸は


コスト:短期的なコスト、100年分のトラブル発生を含んだ長期的なコスト、風評被害の持続による補償コスト


時間:現在の生活を持続もしくは復旧と、生産活動停止期間の生業活動のバランス、速やかな生活環境の復旧


コベネフィット(相乗便益):バイオマス等エネルギー生産と修復の両立、雇用創出と農地・生活空間の修復の両立、他


効果:手法の除染能力、目標とする修復レベルの設定




通常は、


コストや時間、効果



現在、及び近い将来という短期のマトリックスの中で


評価し、


最適値(妥協点)で事業を計画しますが



複合災害復旧


減衰までの時間が10半減期で考えれば300年間ある汚染物質の処理に関しては


100年単位で考える持続的な未来(サスティナビリティー)への軸が


現実的な問題として必要になってきます。


これらの総合評価の欠損点を複数の手法で補完しながら


プロセスを組み立て


クリティカルパスを発見し


速やかに


実施にとりかかる


必要があるのでないかと考えます。


島田敏





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