
大橋様
①現在の為の対策(0年)・・・・・・生活が可能な環境のための除染(学校グラウンドなど)
②近い将来のための対策(~5年、~10年程度)・・・・・再飛散の防止、事故収束までの予防的な対策、塵誇りによる内部被ばくの防止対策、風評被害
③持続的な未来に関しての対策(~50年、~100年程度)・・・・・土地利用の遷移、用途の変更、掘削工事に対する問題等に関する考慮、膨大な除去土壌の管理
での 3つの時間軸での除染事業・手法の評価をしておくと良いですね。
対象軸は
コスト:短期的なコスト、100年分のトラブル発生を含んだ長期的なコスト、風評被害の持続による補償コスト
時間:現在の生活を持続もしくは復旧と、生産活動停止期間の生業活動のバランス、速やかな生活環境の復旧
コベネフィット(相乗便益):バイオマス等エネルギー生産と修復の両立、雇用創出と農地・生活空間の修復の両立、他
効果:手法の除染能力、目標とする修復レベルの設定
通常は、
コストや時間、効果
*
現在、及び近い将来という短期のマトリックスの中で
評価し、
最適値(妥協点)で事業を計画しますが
複合災害復旧
減衰までの時間が10半減期で考えれば300年間ある汚染物質の処理に関しては
100年単位で考える持続的な未来(サスティナビリティー)への軸が
現実的な問題として必要になってきます。
これらの総合評価の欠損点を複数の手法で補完しながら
プロセスを組み立て
クリティカルパスを発見し
速やかに
実施にとりかかる
必要があるのでないかと考えます。
島田敏
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